2015年4月25日土曜日

立候補のごあいさつ

 高橋咲です。世田谷区区議会議員に立候補します。

 わたしたちは日本国民であり、東京都民であり、世田谷区民である前にひとりの人間です。今、ひとりひとりの人間の尊厳と人権は守られているのでしょうか? 区政・都政・国政を越えてわたしたちはひとりの人間としてNO!と言わなければいけない時期に来ています。

 労働・生産・金融、そして富の再配分が公平になされる社会システムを主要政権の指揮ではなく、多数の人々が参加して作り直さなければなりません。労働者の権利縮小、ストライキ権の制限、労働時間の延長、非正規雇用など不安定な労働形態が増長しています。そして貧困層が増大し、格差社会は広がっています。

 すでに議会制民主主義は崩壊しています。政府という統合組織にはわたしたちひとりひとりの生きた声は届いていません。今、党という集団ではなく、独自性を持った自律的な個人の集まりが必要です。
 有権者の約52%の投票率で475議席の国会は成り立っています。自民党は約16%の得票率しかないのに291議席を占めています。おかしいですよね。
 政党への企業献金などが未だに公然と行われている日本の政治に異議を唱えます。彼らは、選挙権を行使しない人の気持ちを、〈無きもの〉にしています。投票の多くは組織票であり、一般の人はあきらめから選挙に対して消極的になり、選挙に行かなくなります。組織人である前にひとりの人間として選挙権を行使してください。

 本当は投票したいのに、投票したい人がいないために、棄権する人も多いと思います。
 その人たちは今の政治に本当は「ノー」と、言いたいのだと思います。
 私は皆様の「ノー」を伝える役目を担うことをまず、目指します。
 投票してもなにも変わらない、政治なんて興味ない、結局自分たちの利益ばかり考えているのではないか。
 そんな風に考え、これまで選挙に対して消極的だったみなさん、積極的に声をあげましょう!「君たちの政治はNO!」と。
 今こそわたしたち、〈無投票派層〉が動くときが来たのです。

 企業献金をなくそう! 誰もが参加でき、その声が反映される政治をわたしたちは自分の手で取り戻さなければなりません。このままであれば50年後、100年後を待たず、わたしたちの命のつなぎ手は戦争に駆り出され、過酷な環境の中で生きることになります。今の政治に期待していない選挙権者が、政治を自分に取り戻さなければならない時なのです。

 そして、わたしたち国民に多大な被害を与えた原子力発電所は再稼働させ、武器を輸出するなどしてまで経済優先政策をとろうとする政治に対し、「善き生き方」というものをわたしは問いたい。日本は広島・長崎に原子爆弾を落とされた国です。これだけ多大な被害を受け、戦争の犠牲者を出した国です。
 この期に及んで原子力に依存している日本政府に、わたしは正面から反対を訴えます。

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